第7章 まだ見ぬ世界へ
【雅紀side】
森で木を切っていたら、その木が俺の上に倒れてきて、下敷きになった夢を見た。
お腹の上に乗っかる木を退けようとすると、それは松潤の太腿だった。
「…重っ///も〜、寝相悪すぎだよ…」
松潤の太腿を掴むと、その向こうから湿った声が…
誰?こんな朝から?
ダルい上半身を起こして、声のした方を見ると、愛しの翔さんが大野さんを組み敷いていた。
メチャクチャ雄の顔して、大野さんの大きく広げた両足を抱えていた。
あの人たち、朝から体力あるよな〜(^^;
「…あん、翔くん、そんなとこ、嘗めたら…やぁ〜、ダメだよぉ…」
( ̄▽ ̄;)…よくやるよ、あのおじさん。
呆れた反面…なんか悔しいし、なんか…ちょっと…
ムズムズしてきた…
朝だから…だけじゃない変化が……
俺は思いきって、盛り上がってる二人に声を掛けた。
「ちょっと〜、朝からさあ〜」
「あ…相葉ちゃん、おはよ…んんっ…」
「雅紀〜、眠れた?夕べ…」
「うん、まあ、眠れた……ってさ!
そんなこと言ってんじゃないよ!なんで、朝から盛ってんの〜?もお〜…」
怒った顔して言ったのに、大野さんは、
「相葉ちゃんも、こっちおいでよ。」
と何でもないことのようにそう言った。
…えっ?いいの〜?
俺は、全く起きる気配のないニノを跨いで、二人と近くに行った。
翔さんは、そんな俺を見てにっこり笑ってから、大野さんの中に押し入った。
「…ああ、智くんの中、温っ///」
大野さんは、俺のを握って上下に扱き出した。
「…ああぁ、大野、さん…」
……………俺はあっという間に大野さんの手の平にぶちまけてしまった。
呆れるほどに呆気ない…(;_;)
その直ぐ後、翔さんも大野さんの中に吐き出した。
………あ、なんかさ。
俺また、翔さんと絡めなかった。
いつになったら、翔さんに突っ込めるんだろう〜…
ヤることヤっといてなんだけど。
項垂れる俺に、翔さんが、
「雅紀…今度は、雅紀とシようね♪」
と耳元で囁いた。
「絶対だよ!」
嬉しくて、思わず翔さんに飛び付いた。
その騒ぎに、ニノがやっと目を覚まして、焦点の定まらない目で俺たちを見た。
「3人で朝から、全く…」
そう言われて、俺と翔さんは見つめ合って笑った。
翔さんとはまたしても絡めなかったけど。
なんか幸せだった。