第7章 まだ見ぬ世界へ
【翔side】
……一瞬遠くなりそうな意識を、はち切れそうな自身を握り直して呼び戻す。
…ヤバい…こんなの…
潤の後ろから闇雲に突き上げるニノ…
そのせいで、いつも以上に大きく膨らんだ潤のが、俺の中を力任せにかき混ぜるから…
「あ、あ、あ…潤…ちょっと、激し過ぎ…」
「だって、ニノが…んん…俺もう、出そ…」
さっきまで気になっていた、智くんと雅紀の絡みも、もう見てる余裕なんかなくて…
「折角だから、みんなでイキましょうか?
…相葉さん、準備はいいか~?」
ニノが腰を振りながら雅紀に声を掛けた。
どっかで聞いたことあるな…そのフレーズ…
「オッケ~イ!5人同時って、初めてだよね~?
何か…ワクワクするよね♪」
「何でもいいから~…早くぅ…俺もう、イッちゃうよ~」
智くんの甘えた声が、聞こえた。
……ここは不法地帯だな…全く…
でも…
押し寄せる快楽の波に、もう抗えない…
…飲み込まれる……
「あっあ、潤…イク、イク…」
「潤くん…中に、出して、いい?」
「ダメだよ…中は翔さんだけって、決めてんだから…」
「相葉ちゃん…もう、俺、イキたいよ…お願い…」
「大野さん…一緒に、いこうぜ…」
異様な熱気…
熱い息遣い…
肌が激しくぶつかる音…
俺がイッたのを切っ掛けに、みんなが熱を放つのは、ほぼ同時だった。
……目を閉じると、そのまま遠くなりそうな意識…
すると、唇に触れる温かい感触が…
「さとし…くん…?」
「翔くん…アイシテルヨ…」
俺の首を引き寄せて、さらに深く口づけてきた。
こんな体勢で、こんなことした後だけど。
なんか、キュンとして、泣きそうになる…
俺、なんか、おかしいから…最近…
「俺が翔くんを、抱きたかったのに…」
「何言ってんだよ~、大野さんは相葉さんに突っ込まれて、ヒーヒー言ってただろ~?」
俺から出ながら、潤が抗議した。
ドロッと中から、潤の熱が流れ出るのを感じた。
「あ…潤…」
「ごめん、翔さん…中に出しちゃった…綺麗にするから…」
そう言って俺の膝を再度立たせ、尻だけ高く上げさせた。
「あ…やっ…潤…」
「すげっ」
「たくさん出た~」
「ヒクヒクしてる~」
「可愛い~、翔さんのここ…」
一斉に覗き込んでる4人の声に、
俺は顔が熱くなった…
…どこに行ったんだよ?俺の羞恥心…