第7章 まだ見ぬ世界へ
【雅紀side】
松潤と大野さんの激しい攻めに、翔さんの綺麗な肢体はほんのり薄桃色に染まった。
…なんて、綺麗なんだろう…
「あっ、ちょっ、ニノ、やめっ…」
ニノの巧みな指先に、俺のはすっかり完成形。
ズボンの中で窮屈そうに下着を濡らしていた。
「え~?止めちゃってもいいんですか~?」
ニノが意地悪な目をして俺をことを覗き込んでる。
「……」
チクショウ///止めろって言えない…
だって、止めるどころか、もっとして欲しいし、何なら最後まで責任とって欲しいし…
黙ってニノを睨んでいた目を、すっと翔さんの方に向けると、大野さんに中をかき混ぜられて、松潤に前を弄ばれ…
昂りの象徴でもある上向いた茎の先からは、止めどなく透明な汁を迸らせていた。
なんてエロくて…なんて綺麗なんだろう…
俺の好きになった人は、やっぱ最高だよ!!
直ぐにでも、翔さんのところに飛んで行って、その躰を抱きしめたいけど…
悪魔に魔法を掛けられて痺れた身体は、身動きが取れなくて…
「どうするんですか~?コレ…」
悪魔が言う。
「うぅっ///」
尖端を爪の先で引っ掻かれて、これは思わず腰を引いた。
……イキたいよ…今すぐにでも…
このまま、ニノの施す刺激で、登りつめてしまいたい。
ジロリと睨むと、ニノは全てお見通しって顔してにっこりほほ笑むと、俺の身体を後ろから抱えて、開いた脚の上に、俺の両脚を掛けた。
……そう、向かい合わせた翔さんと同じ格好。
松潤が、そんな俺を見て、ニタリと笑った。
あれは絶対馬鹿にした顔だ!
後で覚えてろよ~!?
でも今は…もう、誰が見てても…
見てなくても…
『出したい』
頭の中は、ただそれだけで…
「出してあげますよ♪」
そう言ったニノは、俺の茎を可愛らしいぷっくり手で緩急を着けて扱きだした。
「あ…あっ…気持ち、イイ…」
自然と揺れてしまう腰…あと、もう少しで…
その瞬間。
「やあぁぁっ…!」
翔さんが大きく震えて…そして、イッた…
その恍惚とした表情を見ながら、俺も頂点に達した。
尖端から飛び出した迸りは、ニノの手には収まり切れなくて零れ落ちた。
「たくさん出ましたね」
ティッシュで手を拭きながらそう言ったニノに、俺の思考は戻ってきた。
翔さんは、潤んだ目で、俺のことをぼんやりと見ていた。