第7章 まだ見ぬ世界へ

【智side】

「翔さん…キスしよ？」

松潤がニヤリと笑って。

翔くんの顎を引き寄せ、強引に唇を重ねた。

「んんっ…」

瞬間、俺の指を飲み込んでる中が、うねるように動いて。

ぎゅうぎゅう締め付けてきた。

「んんっ…ふ、うっ…」

目の前で繰り広げられる、濃厚なキス。

唇の隙間から覗く、絡み合う赤い舌がいやらしく蠢いていて。

ぞわり、と体の奥から快感が迫り上がってくる。

すると、キスに夢中になってると思ってた松潤が、薄らと目を開いて。

俺を見つめると、目を細めた。


『どっちが翔さんをより気持ちよくさせられるかな？』


まるで、そう挑発してるみたいで…


負けるかよ！！


俺は翔くんの中に埋めた指を、ぐりっと動かした。

「やああぁっ…！」

悲鳴じみた嬌声が、翔くんの口から飛び出た。

やっべ！
今の声、エロすぎっ！

「あっ…智くっ…待ってっ…」

そのまま、翔くんの前立腺をグリグリ刺激してやると、体をくねらせて悶える。

「やぁっ…潤っ…前も、ダメッ…」

俺の動きに対抗するみたいに、松潤も翔くんの茎を激しく扱いた。

「やだっ…おかしくなるぅっ…」

翔くんは髪を振り乱し、松潤の肩にしがみつきながら、甘い吐息をひっきりなしに吐き出す。

噴き出た汗が、薄紅色に染まった肌をキラキラ光りながら滑り落ちていく。

「あぁぁっ…やっ…気持ちいいっ…」

理性の糸がぶっ飛んで、あられもない声で喘いでる。

スゴい…
こんな乱れた翔くん、見たことない…

でも、まだ足りない。

もっともっと、エッチな顔、見たい。

誰よりも淫乱で、でもとっても綺麗な顔、俺たちに見せてよ…

「翔くん、可愛い❤」
「翔さん、すっごく綺麗❤」

俺と松潤は、競うように翔くんへ愛を囁きながら、その高みへと導いていく。

すると、翔くんの中が更に絡みついてきて。

限界を伝えてきた。

「っあ…ダメッ…も、イキそっ…」
「いいよ、イッて。俺たちが見ててあげる。翔くんの、イクとこ」
「んんっ…やだぁっ…」

首を振って快感を逃そうとしてるけど、体はブルブル震えてきて。

俺はトドメとばかりに、翔くんの一番感じるところを指先で引っ掻く。

「やあぁぁっ…！」

魚みたいにびくんって大きく震えて。

中が、ぎゅうっと締まって。

翔くんの茎の先から、熱い迸りが飛び出した。