第7章 まだ見ぬ世界へ
【和也side】
大野さんの手が、翔さんのシャツを開けて。
ゆっくりとその白くてスベスベした肌を撫で回してる。
「…ぁ…っ…」
翔さんの口から、堪えきれなかった嬌声が漏れ出て。
その艶っぽさにゾクゾクした。
「待っ、て…さ、とし、くん…みんな、見てる、から…」
弾み始めた息の下で、翔さんがなんとか理性を繋ぎ止めようとしてるのがわかるけど。
チラリと俺たちを見たそのアーモンドみたいな瞳は、もうすっかり欲情に支配されていて。
見られて興奮してんのは、翔さんも同じみたい。
大野さんはそんな翔さんを見て薄く笑うと、素早く背中側に回って、翔さんの体を俺たちの方へ向けた。
「ほら、翔くん。みんなエロい翔くんを見てるよ?」
大野さんの赤い舌が、べろりと翔さんの耳を舐める。
「や、あっ…」
甘い声を上げて、翔さんがびくりと仰け反った。
「あっ…やめっ…智、くんっ…」
もう勃ってる胸の粒をグリグリと指先で弄ると、悶えるように身を捩る。
やば…
めちゃくちゃエロい…
ジリジリと。
胸を焦がす嫉妬も、もちろんある。
俺が翔さんをあんな風に悶えさせたいって気持ち。
だけどそれ以上に、見ていたいって気持ちが勝ってるんだ。
なんでだろう…
自分でも、わかんないけど…
「…っ…ちょっと、ニノっ…」
隣から焦った声がして。
ハッと我に返った。
思わずそっちを見ると、相葉さんが真っ赤な顔で俺を睨んでる。
「なに?」
イイトコロで邪魔されたから腹が立って睨むと、ぎゅっと眉を寄せて。
人差し指でちょいちょいと下を指すから、それを辿ってみたら。
「…あ!」
俺、相葉さんのアレ、握ったままだった!
「も~!いつまで握ってんだよ!」
怒った顔してるけど、俺の手の中のまさきくんはめちゃめちゃ元気いっぱいで。
なんなら、先走りの汁が俺の手を濡らしてたりして。
な~んだ。
怒ったふりしてるけど、期待しちゃってるじゃん。
だって、本当に嫌ならいくらでも振り払えるよね?
俺はニヤリと笑うと、徐に手を動かした。
「あんっ…ちょっとっ…!」
相葉さんはますます真っ赤になって睨んでくる。
でも、さ。
腰、揺れてますけど~?
「あぁっ…智くんっ…」
翔さんのやらしい声に視線を戻せば。
素っ裸にされた翔さんが、大野さんと濃厚なキスしてた。