第1章 Kissからはじめよう
【翔side】
智くんにスエットを脱がされて、彼の目に晒された迷彩のブリーフ。
真ん中の布を押し上げてるのは、俺の欲望の象徴。
...分かってるよ?あたながドヤ顔してる訳。
俺も、同じだってことでしょ?
盛り上がるその尖端...うっすらと濡れていること。
だから、何か~??
「ねえ、翔くん...これ...」
「そりゃ、そうでしょ...さっきからもう、俺の、そんな状態なんだから...」
すると智くんは、チュッと可愛い音を立てて俺の鼻先にキスをした。
「翔くん、可愛い❤脱がせても、いい~?」
「どうぞ♪」
智くんは嬉しそうに、俺の迷彩を一気に膝まで引き下げた。
勢いよく飛び出した俺のは、彼の目の前で『これでもか!』と反り返っていた。
「...翔くん、俺も、見ても、いい?」
...上目遣いで俺を見上げる智くん...
俺が、やめろよ、とか、恥ずかしがると思った~?
まあさ。
いつもの俺なら、そうだったかもしれないよ?
でも、今夜の俺、おかしいからさ...
「よく見ていいよ...」
そう言って少しだけ脚を開いた。
驚いたような顔して俺を見た智くんは、
じゃあ、と、俺の根元を軽く握り、顔を近付けた。
......ホントに見るんだ..(^^;
袋から、裏筋、浮き出た血管を指でなぞりながら、尖端を親指の腹でそっと撫でた。
「あっ...」
流石にそれは気持ちよすぎて、思わず身を捩った。
そしたら、智くんは、一気にパクリと口に中に咥え込んでしまった。
「ちょっ///それは、いいって言ってない!」
「らめらろ~?」(注:ダメなの~?と言っている)
智くんの口の粘膜がいやらしく俺のを包む。
俺の尖端が彼の頬を膨らませてて...それを見せつけるように潤んだ目で俺を見る智くん...
...ダメ..でしょ...こんなの...
俺は黙って、その膨らんだ頬を撫でた。
「気持ちいい...もっとして❤」
俺の言葉に、目を細め、嬉しそうにした彼は、不意に鈴口に舌先を捻じ込んだ。
「あああぁ///」
その刺激に、思わず仰け反った。
そんなこと...
されたの初めてだった。
この人...今まで彼女に、そんなこともさせていたのかな~?
そう思うと、胸の奥がチリリと、灼けた...
その気持ちが何なのか...
俺は知ってる。
知ってるんだ。