第6章 Hung up on
【翔side】
智くんが俺を見つめてる。
でもなんか、眉を下げた情けない顔…
どうして?
俺のこと、征服したばっかなのに、
何でそんな顔すんの?
「智くんが誘ってこなかったら、俺、男なんか知らなかったのにさ…」
責め口調で恨み事の一つも言ってやらなきゃ…
って、そんなつもりで言ったのに、彼は逆に反撃に出た。
「あのさ~、俺のことは抱いたじゃん!しかも一回だけだよ~?今までとヤルこと変わんないじゃん?」
ヤルことって(´-`*)
「翔くんの事、変えたとしたら…ニノじゃないの?
あいつ、自分のこと以外興味ないです~♪
みたいな顔しててさ!全く、やってくれるよね~///」
「あの…俺、そんなに、変わった、かな?」
ぷりぷり怒る智くんに、おずおずと聞いてみた。
すると智くんは、
「え~!?もしかして、翔くん、自分が、たった1ヵ月ですんげぇ変わったこと、分かってないの~?」
「そんなの…自分じゃ、分かんないよ…」
すると彼は、じっと俺を見つめていたかと思うと、急に俺の先っぽだけをキュッと握った。
不意打ちを食らった俺は、
「あんっ❤」
思いの外、甘えた声が出てしまった。
慌てて口を押えた俺を、智くんはじとっと睨んだ。
「ほら…それだよ!そんな声、前は絶対出さなかったでしょ~?」
…そう…かも…(-_-;)
「こんな身体にしやがって///俺の翔くんを…俺だけのものだったのに…」
大袈裟に嘆いて見せながら、手は休まず俺のを優しく撫でるから…
「…あっ…やめて…さとっ…ぁ…」
俺は思わず智くんの肩を掴んだ。
智くんは、そんな俺の背中を抱き寄せて、胸の粒に吸い付いた。
ワザとらしく音を立てて吸うから、それはあっという間に硬く尖ってしまった。
「翔くん!ここだって…反応良過ぎだよ!こんなエロい…こんなやらしい身体になって///」
そう言いながら、相変わらずちゅうちゅうと音を立てて吸い続けるから、脚の間のも、すっかり復活してしまった。
「智くん…そんな怒るなら、もう、俺には触るなよ!」
逆襲のつもりで言ったのに、
「触る!!触り捲る!折角エロくなった翔くんが、目の前でこんなおっ勃ててるのに、触らないなんて、出来る訳ないでしょ!!」
「あんっ…智くん…それっ」
訳の分かんない理屈を並べた彼は、俺のをお湯から出して、吸い付いた。