第6章 Hung up on
【智side】
「翔くんっ…も、イキそ…」
「ん…んっ…おれ、も…」
「ねぇ…中に出しても、いい…?」
「あ、あっ…きて…」
翔くんが、ラストスパートとばかりに、自分のを扱く手を早める。
そのエロい手付きを見ながら、俺も翔くんにめり込むくらいの勢いで、最奥を突き上げる。
「ぁぁっ…も、イクよっ…」
「んんっ…さとし、くんっ…」
翔くんの中が、俺のに絡みつくようにうねって。
「あぁぁっ…イクッ…」
一際艶めいた嬌声と共に、翔くんの先っぽから欲が飛び散った。
瞬間、ものすごい締め付けがきて。
誘われるように、俺も翔くんの中にありったけの欲をぶちまけた。
「あ、あんっ…」
「ちょっと、エロい声出さないでよ~。また襲いたくなっちゃうじゃん!」
「だ、だって智くんが掻き混ぜるからっ…あんっ…」
翔くんの中に大量の精子をぶちまけちゃった俺は、四つん這いのままの翔くんの後ろのお口をキレイにしてる真っ最中。
指を奥まで突っ込んで掻き出すと、自分でも引くレベルの精液が流れ出てきた。
「うわぁ…すげぇ…」
「自分のでしょ!」
「だってさぁ、溜まってたんだもん!今日からいっぱい愛してあげようと思って、先週は禁欲生活だったし!」
「ドヤ顔で、そんなこと言われてもね…」
呆れた声でそう言ったけど、耳まで真っ赤だし♪
「はい、キレイになったよ~。じゃあ、お風呂にはいろ?」
手を差し出すと、おずおずと手を重ねてくれた。
手を繋いだまま、俺が先に湯槽に座って、翔くんを膝の上に向かい合わせで座らせる。
じぃっと顔を見つめると、居心地悪そうに目を逸らした。
「な、なに…?」
「いや…なんか超色っぽいなぁと思って」
「そ、そんなこと、ないし!」
「え~?だって、ほら」
俺は手のひらでその撫でまくってる肩を撫でた。
「全身、ピンク色だし」
次に首筋をペロリと舐めると、ぴくんと震える。
「スッゴく感じやすい体になっちゃってるし」
「智、くん…」
「その瞳も…超、エロい…」
俺を見つめる潤んだ瞳は、また俺を誘ってるみたいで。
1ヶ月前の翔くんとは、まるで別人みたい。
あいつらに、いっぱい愛されたから…?
「…智くんの、せいじゃん…」
「え…?」
「智くんが…新しい扉、開いちゃったんだよ…」
翔くんの瞳には。
なんとも間抜けな顔した俺が、映ってた。