第6章 Hung up on
【翔side】
こんな野獣みたいな智くん、みたことない。
見たことないし、彼を知る誰かに話しても…
まあ、話す訳ないけど(^^;
信じて貰えないだろうな~
こんな、ギラギラ、した…
「ああ…やめ…もう、無理…」
「しょお、くん…翔くんの中、凄い、熱い…」
闇雲に突き上げながら、智くんが俺の腰を抱き寄せた。
少しバランスを崩した俺は、智くんに抱き付いた。
「翔くん…翔くんの脚、長いから、ヤリにくいんだよね…あのさ、床に四つん這いになってくんない~?」
そう言ったかと思うと、俺の中からさっさと出てしまう。
それを心底残念だと思ってしまう俺は、彼の言う事に従うしかない訳で…
彼に背中を向けて膝をついた俺は、四つん這いの姿勢になりソコを差し出した。
智くんは、また直ぐに俺の中に入ってきた。
あぁ、気持ちイイ…
俺いつから、こんなとこが、こんなに感じるようになってしまったんだろう?
「…ねえ、翔くん、どう?気持ち、イイ?」
なぜか、自信満々に智くんは聞く。
「……教えない…」
悔しくて、俺は素直になれない。
でも智くんは、
「嘘。ホントはすげえ気持ちイイくせに🎵」
「……」
「顔に書いてあるもん…もっと欲しいって❤」
そう言って笑う彼に、なぜだか泣きそうになる。
「もう…ばか…」
俺の反応に気を良くしたらしく、智くんは今度は片膝を立てて、俺を穿ち始めた。
その角度が、確実に俺のイイとこを擦る。
「…あ…ソコ…あっ…ヤバい…あああっ…」
「翔くん…そんなに締めると、直ぐ出ちゃいそ…」
「だって…もう、俺…あん❤…」
自分から漏れてしまう、女みたいな声にびっくりする。
この年まで生きてきて、新しい自分を発見することになるなんて…
ほんの1ヵ月前までは、普通に生活してたのに…
智くんのせいで…俺は…
「翔くん…もう、気持ち良すぎて、我慢できないよ~」
「…智くん…あぁ…俺も…俺も我慢できない…」
自分の口から出た言葉に、もう驚かないよ…
だって…
「…智くん、俺も…俺も気持ち、よくして…」
「オッケ~❤」
智くんは俺の右手を持つと、俺の中心を握らせた。
「一緒に…イこ❤」
「…ん…イキたい…」
小さくそう答えた俺は、自身を上下に扱きだした。
それを見たからかな?彼は俺を突くスピードを一気に上げた。