第1章 Kissからはじめよう
【翔side】
俺は。
俺には分からない...この気持ちが何なのか。
当たり前だけど胸は平らで、小さな粒が付いてるだけ...俺と同んじで。
そんなの見ても、今までは何とも思わなかったのにさ...
『舐めて』と強請る智くんの欲情に縁どられた瞳が、俺の思考を乱しているのかな...?
智くんにそんなこと言われなくたって、俺はさっきから、そうしたくって堪らなかったんだ。
認めたくないけど、智くんとの行為が、俺に火をつけてて、その証拠に、俺の中心は、誤魔化せるレベルを超えてスエットを押し上げてしまっていた。
......智くんに、俺、欲情してる。
智くんを、抱きたい...
彼のことが好きかどうか、そんなの分かんないよ。
でも、今、彼のことを俺のものにしたいって...その思いが止められないんだ...
その、何だか分かんない思いに背中を押されて、
俺は今から、この人を抱く...
決心して、言われるがままに、まだ埋もれた小さな粒を舌先でなぞると、智くんは少しだけ身を捩った。
かっ、可愛い///
堪んねぇ~ヾ(≧▽≦)ノ
粒の周りを、舌先でくるくると刺激すると、それはぷっくりと硬く勃ち上がった。
甘噛みしたり、もう片方を摘まんで捻ったりすると、智くんは聞いたこともない様な甘い声で鳴いた。
俺はワザと、カタチを変えた俺自身を智くんに押し付けた。
すると彼は、俺の目をじっと見つめた。
「智くん...俺、もうこんなになっちゃった...」
「...うん、分かってたよ...嬉しい、翔くん!だって俺も同んじだもん...ねえ、触って❤」
もう...
躊躇いなんかない。
俺はスエットの上から、『さとしくん』に触れた。
見たこと?あるよ。新人研修の時、旅館で一緒にお風呂にも入ったし...まあ、至近距離で見た訳じゃないけど。
勿論、この状態のは、初めてだ。
...おっきい...あれが...こうなるんだ...
「ねえ、脱がしてもいい?」
もう、こうなったら想像じゃなくて、直接見たい。
「うん...いいよ..」
恥ずかしそうに耳を赤くしてる智くんが、ヤバい位に可愛い///
俺は、スエットを一気に引き下げた。
すると、現れたグレーのボクサー。
注目すべきはそこじゃない。
存在感たっぷりのその真ん中...そこにはシミが...
「これ、なに?」