第6章 Hung up on
【翔side】
あ~///もう(≧▽≦)
なんだよ!これ!?ドキドキする…
目の前にいるのは、あの智くんだぞ~?
なのに、どうしてこんなに緊張するんだよ。
智くんの綺麗な指が、シャツのボタンをひとつひとつ弾いていく。
彼の目の前に晒された、俺の無防備な肌…
そう思っただけでゾワゾワする。
そのゾワゾワが、身体の芯を熱くする。
し、心臓が口から出そ…
「あぁっ」
智くんが俺の乳首に吸い付いていた。
その瞬間、身体中の神経がその場所に集まって…
気持ちイイ…
もっとして欲しい…
敏感になったそれを、舌先で甚振りながら、智くんが俺を見上げた。
その少しだけ潤んだ瞳に、欲望の青い炎を灯して。
「智くん…キス…して」
気が付いたら強請ってた。
自分の意思とは関係なく、自然と零れ出た言葉。
熱病に侵されたみたいに、心と身体全部で、目の前の人…大野智を求めてしまう。
智くんは、ふんわり笑って立ち上がり、俺の肩に手を掛けてそっと唇を重ねて来た。
……もう、眩暈がして倒れそう///
ふらっとした俺の背中を引き寄せ、智くんが支えてくれた。
「翔くん…大丈夫~?俺に掴まって…」
そう言いながら、また唇を重ねて来た。今度はさっきよりも激しく、すぐに舌が入り込んできた。
……智くんって、こんなに『男』だったっけ?
貪るような激しいキスをしながら、彼は器用に俺のベルトを外し、ズボンを脱がせてしまった。
右手が俺の脚の間に伸びてきて、興奮を証明するかのようなソコを包んだ。
「あ…やめっ…」
「ふふっ、翔くん、もうこんなになってるよ♪」
恥ずかしい(≧▽≦)顔から火が出そう///
「大丈夫だよ、俺も同じだから❤」
そう言ったかと思うと、智くんは一端俺から離れ、電光石火の早業で、着ているものをすっかり脱ぎ去った。
一気に全裸になった彼の中心には、反り返った『さとしくん』が…
「もう、そんなにしてんのかよ…」
恥ずかしさを隠すため、憎まれ口をたたく俺に、
「だって翔くん、信じらんないくらい、可愛いんだもん!!もう俺、そんな翔くん見てるだけで、イキそうだし…」
「ばかっ…」
あ~///もう(≧▽≦)
顔から火が出そう。
ドヤ顔でイキそうだって言った彼は、一気に俺の下着を取り去って、
「風呂でヤろ❤」
と俺の手を引いた。