第7章 勉強とクロと私
すると、再度音を鳴らすスマホ。
私は、誰からかかってきたのかを確認し、光太郎だったので、通話を始める。
「今度はなに?」
「イヤ、何か声聞きたいなって。
どうせ、一人で食べてんじゃね?みたいな」
酷いことを言われた気がしなくもないけど、
まぁ悪気はないので許してあげよう。
「てか、綾菜も以外と食うのね。
オレとあんまり変わんなくない?」
「そうね。でも具材とか違うと思う。
私の方が野菜とか多いし。光太郎のは肉とか多いよね」
なんて、光太郎と話してたら、
私のスマホがクロによって奪われた。