第6章 スキ、キライ。キライ、スキ。
昨日はご飯を食べ終わってから、光太郎に勉強を教えた。
お風呂後と言うこともあり、いい香りにドキドキしたり
…私と同じ石鹸を使ってもこんなに変わるものなの?
なんて、少し、ドキドキさせられながら勉強に励んだ。
…にしてもやればできるじゃない。
あ、もしかして、起きたら忘れてるってやつですかね?
そんな朝、ピンポーンとインターホンが鳴った。
いつもはお母さんが出てくれるけど、お皿洗いをしていたと言うことで、私が出た。
出なければ…と後悔するのは。もう少しあとの話。