第21章 思いを込めて。
クロは上に着ていたワイシャツを脱ぐと、その後にベルトを外し、チャックを下にずらすとズボンとパンツを一気に脱いだ。
思わず、その一連の姿に見とれてしまう。
ただ、服を脱いでるだけなのに、こんなにも美しいと思ってしまう。
「あんま見るなって…(笑)」
「あ、ごめんなさい」
クロは避妊具を付け終えると、私の足を持ち上げ、挿入をした。
「ッ…ちゃんと…解してないけど、平気?」
「…へいき」
クロのひとつひとつの仕草に見とれてしまう。
声を抑えようとしてるところも、いつもと違う私だけを見ている瞳も。
「今日オレのことめっちゃ見るじゃん。なに、今日の俺カッコイイ?」
「今日って言うか、いつもカッコイイ」
私がクロにそう伝えると、クロはなにそれ、と笑い動き始めた。
「あっあっ…ぁぁ……!」
「声おさ、えんな。聞か…せて」
「ッむりっ、はずか…しい…」
これ以上出したら、きっとクロにも引かれてしまう。
でも、そのうち抑えられなくなるんだろうな。
はずかしい…。