第21章 思いを込めて。
「ッーーっくろ……あ」
「かわいい」
本当に可愛い。
必死に抑えようとしてる姿も、
それでも漏れてくる吐息も声も、
俺だけを見ててくれる綺麗な瞳も。
可愛くて、愛しくて。
壊したくないのに、壊したいって思ってしまう。
壊れて、ずっと俺だけを見ててくれればいいのにって、そう思ってしまうぐらいに。
「クロ…下も触って…、くれ、る?」
「なに?我慢出来ないの?」
オレがそう言うと、コクコクと頷いた。
こりゃ、ホントにダメそうだ…(笑)
スカートを捲り、水色のショーツを足首まで持ってくると、左足だけ履かせるようにした。
着衣セックスってやつだ。
せっかく可愛い服着てんだからな?
「てか、ぐっしょりじゃん」
「だって…、クロがすごく上手だから…。」
なにそれ、…可愛すぎだろ。
「別に下手ではないけど、上手いわけじゃねぇよ?」
「そ、…そうなの?」
潤んだ目で見つめられても、オレの鉄朗が元気になるだけなんですケド!?
俺は綾菜の内ももを擦りながら綾菜の耳元に顔を持っていくと、耳元で言った。
「こんなになってるのは、綾菜の感度がいいからだよ」