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【HQ】キミ色オレ色
第17章 きす
パチリと目を開くと、クロが私の体を拭いてくれていた。
「ありがとうございます」
そういい、クロに悪いので自分で拭こうとタオルを渡してもらおうとするけど、クロはダメ、としか言わない。
「ね、綾菜さ、今日オレ泊まってもいい?」
その言葉は私にとってものすごく嬉しい言葉だ。
クロと一緒にいられる時間が長くなる。
「はい」
「…あ、でも親とか木兎とかに迷惑か?」
あ、お母さん達のこと考えてなかった。
…ほんと、自分勝手だなぁ…
でもどうしよう…親にメッセージ送っておいた方がいいよね?
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