第13章 愛してるじゃ、伝わらない。
ベッドの中に一緒に入ると、お互いに向き合った体制になった。
…てか、匂いめっちゃする
この中で寝れるとか俺、最高だろ
「クロ、もう寝ちゃいますか?」
なにコイツ誘ってんの?
…いや、冗談抜きで
「なんで?寝ないでほしいの?」
すると、コクリと頷く綾菜。
…マジで誘ってんの?
「眠いなら平気ですよ」
俺は綾菜の額にキスを落とし、言った。
「ヤりてぇの?」
すると、顔をボワッとさせて。
「…少しだけ…
…ごめんなさい。こんな事言ったら引きますよね?
尻軽だなって思いますよね?
…付き合って1日も経ってないのに」
「なわけねぇじゃん。
綾菜がいいならいいよ?
俺、無理やりヤるほど鬼じゃ、ねぇし(笑)」