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【HQ】キミ色オレ色
第12章 ハチミツ
お風呂に到着し、息を整えているとドタバタと後から音がした。
…あ、やばい…光太郎来たよ…
ここじゃ逃げる場所もないし…
そう思い、私は突っ立っていることしか出来なかった。
「おい!綾菜。
なんで、俺に相談しなかったんだよ?
そもそも逃げる理由がわかんねぇ」
う…返す言葉もない。
「…」
私が黙っていると光太郎がドンっと、大きな音をたてて、大声を叫ぶ。
「目、見ろよ!
なんか、言えよ…じゃなきゃ、わかんねぇよ」
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