第9章 ドキドキだらけの1日を・・・
「今日は楽しかった?」
「ものすごく楽しかったです。」
綾菜がそういったのを聞き取り、オレはお土産を渡した。
「え?私に?」
「おまえ以外に誰がいんの?(笑)」
「あ、そうですね。ありがとうございます」
前にも似たような会話をしたような気がするけど…気のせい、だよな?
すると綾菜は俺があげたお土産をカバンの中にしまった。
あ、開けたりしないのね。
やっぱりこいつは変わってる。
そう思い、綾菜を少しのあいだ見つめていると、綾菜は俺の服の袖を引っ張り、震えていた。
…あ、アイツ…