第2章 登場
朝餉を食べ終わり、大広間から出ると
薬研がいた。
「なあ大将。」
「どうしたの。」
「俺っちも鍛刀に付き合っていいか。」
「もちろんいいよ!」
「ありがとうな。」
「じゃあ早速鍛刀部屋に行こうか。」
「そうだな。」
そう言って鍛刀部屋に向かった。
部屋に入るとそこにはこんのすけが
座っていた。
「あれ、またこんちゃんがいる。
どうしたの?」
「主様に伝え忘れた事がありましたので
お待ちしていました。」
「そうだったんだ。」
「そういえば!鶴さんの兄弟刀がまだ
見つかってないって聞いたけど、政府では
探していないの?」
「もちろん探していましたよ。
見つけるのには時間がかかりましたが。」
「そうだったんだね。早くうちの本丸にも
来れるといいな。」
「見つかってない云々は初めて聞いて
驚いたが、そうだな大将。
俺っちもそう思うよ。」