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Pink*Flower Blossom〖R18〗

第4章 ♡太陽差す場所。陰る場所


「.........?」


『俺も、それがなんでかは全然分からないんだけど...
でも、そういう難しいことはあとにしても
今はっきり言えるのは、
俺は、めるちゃんのことが好きなんだと思う』


「え......?」


『.....?』


驚いた瞳のめると目が合い、
一瞬不思議そうな顔をした羊だったが
すぐに耳まで真っ赤にして慌てだす。


『あ!!!も、もちろん!今の"好き"は、その...人としてっていうか、その!ただ、幸せになってほしい、というか!!もっもちろん!ふ、深い意味はなくっ!!!』


「......ふふっ」


『......ど、どうしたの...?』


「いえ、羊さんって本当に素敵な方だなぁ...と思って」


『え!?す、素敵っ!!?』


「はい。とっても素敵です。
羊さんがいるなら、私ももう少し、ここで頑張れそうな気がしてきました。
本当に沢山、ありがとうございます」


『......?
よく、わからないけど......
自殺、しない?』


「ふふっ、しませんよ」


めるがそう言って微笑むと、
また、太陽ような笑顔で羊が笑う。


『そっか...!よかった!!!』



ーー本当に、太陽みたいに暖かくて、明るくて、沈んだ心を照らしてくれるーー
そんな羊に、めるは心からの笑顔をむける。


(安心、するな...)


穏やかな空間の中で、
2人で微笑み合っているとー

いきなり、部屋の扉が音をたてて開いた。
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