第9章 ♡甘い蜜には毒がある
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『ねぇ、めるちゃんは、僕のこと...きらい?』
「え......?」
いつものように花臣のペースに巻き込まれ
戸惑うまま唇を重ねていると
唐突にぽつりと彼が呟いた。
『やっぱり...きらい...?』
とても不安げにこちらを覗き込んでくる
子犬のような瞳に魅せられ
めるはつい首を大きく振る。
「そっ、そんなことないですよ...!!」
『それじゃあ、すき?』
「そ、れは...」
『じゃあ、今僕はめるちゃんの中で何番目?』
「そんな、じゅ、んばんなんてありません...」
『.........そっか...』
不安と悲しみが混じったような表情で
あからさまに花臣はがくりと肩を落す。
「あ、の...」
そんな花臣の肩に、めるがつい手を差し伸べると
優しくその手を、花臣のそれに絡めとられる。
「あ......」
『でも、僕はめるちゃんが1番すき。』
そう言ってすこし寂しげに微笑むと
もう片方の手でめるの腰を抱きとめ
花臣はさらに顔を寄せる。
『だって......ほら...』
「え...ん、んんっ......」
ゆっくりと唇を重ねられると
甘く蕩けるようなキスを何度もおくられる。
ちゅ、ちゅくちゅく...ちゅっ、ちゅう...
「んっ...は、ぁ...ん、んん...」
『ちゅっ...はぁ、......
めるちゃんのことが、大好きだから、
こーやって......』
花臣がするりとめるの足の間に手を入れると
クチュ...といやらしい水音が響く。
「あっ...!」
『めるちゃんのこと、
こうしてすぐに気持ちよくしてあげられるんだよ?』