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Pink*Flower Blossom〖R18〗

第8章 ♡その想いは甘く優しく、そして我が儘で


その夜ー......





お風呂を上がって
寝るまでの暫しの時間を
ゆっくりと過ごしていると
部屋に突然の来客があった。



扉のノック音に返事をして
何事だろうと恐る恐る扉を開けると...


「しっ...凌さ!んん!?」


扉の前に立っていた人物に驚き、
声を上げたところを、素早く手で塞がれた。


「~~~!」


『こんばんは』


凌は、めるの口を塞いだ手をそのままに、
小声で呟き、にこっと爽やかに笑う。

その素敵な笑顔に嫌な予感を感じためるは、
身体をよじって逃れようと試みるも
簡単に押さえつけられてしまう。


「ん~~!」


『めるちゃん、ごめんね?』


また小声で呟くと、
簡単に身体を抱えられ
部屋の中に押し込まれる。

凌自身も部屋に入ると、
ガチャリと音を立てて鍵を締め
いつもの紳士的な笑顔でめるに向き直った。


『改めて、こんばんは、めるちゃん。
約束通り、また君に会いに来たよ』


「......こ、こんばん、は...
......あ、あの...一体、どのようなご要件で...」


『んー?...そんなの、決まってるでしょ?』


凌は、さらににこり、と微笑むと
一気に距離を詰めてくる。


「......っ!」

咄嗟に逃げようとしたところを、
一瞬にして手を取られ、
ぐいっと腕の中に閉じ込められる。


『...だーめ。
......逃がさないってば...。
今日は......』


「......」


『君と、2人だけの、
甘ーい夜を過ごしに来たんだから......ん...ちゅっ』


「ん!んん!」


暴れられないように
身体を押さえつけられながら、
ゆっくりと唇を奪われていく。


ちゅっちゅっ...ちゅ、ちゅ、ちゅ...
くちゅ、くちゅ...ちゅっ、ちゅう......


『ん...は、......ちゅ、ちゅ、ちゅう...』


「んー!...ん、はぁっ、は...ん、んん!」
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