第6章 ♡飼い主不在のペットには
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「あ、あのっ...!
凌さん、待ってください...!」
『んー?だめだよ。
せっかく会いに来たんだから、
逃がしてなんてあげないよ?』
あれから、強引に手を引かれ
時環家の凌用の部屋に連れて行かれためるは、
鍵を掛けられたその部屋の中で
凌に無理やり抱きしめられていた。
『ほら...キス、させて?』
「...や、ぁ...や、です...っ」
『もー......この僕に言い寄られて
“いや”だなんて言うの、
世界中探してもめるちゃんくらいだよ?
ほーら、こっち向いて...ん...』
ぐいっと無理やり顎を掴み
凌はめるの唇を捉える。
『ん...ちゅっ、ちゅ...くちゅ...』
「んんっ、ん...は、ぁ...ん...」
『ちゅっ...はぁ...
口、開いて...ちゅっ、ちゅ、開いて...』
「...っ...んん...っ」
めるはその言葉に、ぎゅっと唇をつぐむ。
『...ちゅっ...は、ぁ...そ...
ふふっ、別にいいけど...
それなら、無理やりこじ開けるだけだし...ん...』
「...!?......っ、ん!んん!」
めるが固く閉じていたはずの唇を、
凌はいとも簡単にその舌でこじ開ける。
『ちゅっちゅっ...くちゅ、くちゅっ...』
「ん...っん、んん!...んう!」
くちゅくちゅ、れろっ...ぐちゅっ...
いやらしい水音をたてながら
激しく口内を犯され
めるは無意識に凌の服をぎゅっと掴む。
『れろっ、くちゅっ...は、ぁ...
ふふっ、そんな風に僕にしがみついちゃって、
やっぱりこうなる事を期待してたんじゃない。
ね、淫乱メイドさん......?』
「はぁ、はぁ...ち、が...はぁ...
ちがいます...っ...きゃあ!!」
激しいキスでふらふらのめるを
凌は急に抱き上げ
ベッドへと連れていく。