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君がため

第1章 プロローグ




 (もしかしたら・・・。お願い!!)

 そんな淡い期待を胸に抱きながら前へ前へと足を進めていった。そして、ある西洋風の扉の前についた。虹水晶の光はその先を指している。

 時雨は恐る恐るドアノブに手をかけ扉を引いた。その瞬間光に包まれた。

 再び目を開けると、そこには立派な椅子に座った“クロウ・リード”がいた。

 (やっと会えた・・・)

 時雨は静かに一筋の涙を流した。

『あなたに会えてよかった。私の体はもうもたない。

  私の願いを叶えてください。クロウさん。』


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