第4章 メザメ
『・・・っん。ここは・・・。』
少女-時雨が目を覚ますと目の前には黒い物体がいた。
「ぷーっみたいな?」
ちなみに黒い物体とはモコナのことである。時雨は、
『みたいなは余計なんじゃないかな、モコナ。』
と、普通に突っ込んでいた。そして、侑子とおばあさんに気が付くと挨拶をした。
『はじめまして、侑子さんに占いのおばあちゃん。』
それを聞いたおばあさんは
「よう来たねぇ。今、君尋君が料理作ってるから少し待っててね。」
と、にこやかに。侑子は
「よく来たわね。あなたが来た理由は?」
と、真剣な顔をして時雨に聞いた。