第7章 Crazy for you〜君に夢中〜
ドキドキと、
恥ずかしさと、
気持ちよさと。
もう、なんだかよく分からなくて…
今まで生きてきた中で、
一番恥ずかしい瞬間を……
一番大好きな人に……
……………でも。
翔くんになら………
翔くんだけには、見て欲しい。
俺の……俺の全部を。
素直に……気持ちを……
翔くんに伝えたい…
「……翔くん…俺…」
「智くん…最高に可愛くて、色っぽかったよ♪
…イクときの顔❤️」
…………顔が一気に熱くなる…
いろんな感情が溢れだして、涙になる。
そんな俺の目尻に、唇を落とした、
優しい眼差しで俺を見つめる翔くん。
…………翔くんの硬いのが、俺の脚に当たった。
「……翔くん…イレてもいいよ……
あ、違うな…イレてください…かな…」
「ふふふ、智くん、最高だよ♪」
一旦俺を離した翔くんは、
さっきのキラキラした半透明の小袋から、
ゴムを出すと、
慣れた手つきで自身に被せた。
「よし!準備オッケー♪
…って俺、なんか、気合い入りすぎ?」
そう笑う彼の笑顔が眩しくて……
蕩けてしまいそうだ………
いやきっと、少し端から溶けて来てるよ、きっと。
翔くんは、俺の脚を広げてから、
とびっきりの優しい顔を見せる。
「ゆっくり入れるから、痛かったら言ってね…」
「…うん…分かった…」
翔くんが解してくれた俺のソコに
先っぽが入ってきた。
「…んんっ…」
緊張で身体が強張る。
そんな俺を見つめながら、
翔くんはこの日、
一番の熱い熱いキスをくれた。