第7章 Crazy for you〜君に夢中〜
暗闇の中で、翔くんが器用に俺のシャツを脱がせていく。
唇を少しずつ下に這わせながら、
舐めたり吸ったりして、俺に変な声を出させる翔くん。
翔くんの舌先が這うところが、
火傷しそうなくらいに熱い…
あああぁ、どうしよう///
もう、勃った…
こんな最初っから盛ってるみたいで恥ずかしいから、
いやまあ、実際そうなんだけど…
勃たない様にしようと思えば思うほど、
ソコに気持ちが集中しちゃって…
節操のない俺んのは、あっという間にもう完成形だった。
「んん…ふっ…あ…」
せめて声くらい我慢しようとしてるのに、
そんな俺の気持ちを見透かすように、翔くんは舌先と手のひらと指とを、
見事なくらいに融合させ、俺に変な声を出させていく。
「ねえ、智くん…我慢しないで、聞かせて?
智くんの感じてる声❤」
「な///感じてる声って…そんなの…無理…」
「無理じゃないよ~、我慢しなきゃいいの…
声出すとさ、もっと気持ちものって来るから♪」
そう言いながら、翔くんは俺の完成形をスルッと撫でた。
「やあっ///」
……何だよ…無理とか言って、実際のって来てるし///
「それそれ~♪可愛いよ~、智くん❤
どうせヤルんなら、楽しまなきゃ!」
………あ、そっ…
そうだよな~…
もう決めたんだから。
潤にはひとつだけ、秘密が出来るけど。
一生に一回だけ…
大好きな翔くんに抱いてもらうんだから…
恥ずかしいけど、この後、もっと恥ずかしいことするんだから…幸い、真っ暗で俺のいろいろも見えないし。
翔くんのいろいろが見えないのは少し…
かなり残念ではあるけど。
そのくらいは仕方ないよね…