• テキストサイズ

Baby blue【気象系BL】

第5章 溢れだす気持ち



驚いたまま立ち尽くしている俺に、

「こいつは、伊野尾慧。俺の恋人♪
慧、彼は…」
「大野智🎵准の大学の友達…だよね?」

……だよね?って…何だこいつ?
妙に馴れ馴れしいし…それに。

いったいいくつだよ?
ひょろひょろ背ばっか無駄に高いけど、
まだ、子どもみたいじゃん!

恋人、って言ってるけど、
青少年なんちゃらにひっかかりませんか?

「大野くん、俺こう見えても18歳の大学一年生だから、もう大人🎵だよ?だから大丈夫なんだ~」

「えっ??なんで?」

自分が頭の中で考えていたことに、
さらりと答えられて、俺は狼狽えた。

こいつまさかの、エスパーか??

「エスパーじゃないよ?
准が大野くんの事、心の中が直ぐに顔に出ちゃうから、凄く分かりやすい、って言ってたの…ホントだったね♥️」

「だろ~?」

ホントだったね♥だろ~?
じゃね~わ、全く!!

こんなガキんちょに毛が生えた…
いや、もしかしたら、まだ生えてないか?

「ちゃんと、生えてるから♪ご心配なく~…
なんなら、確認する~??」
「けーい!!」
「は~い…」

岡田にたしなめられ、慧というヤツは、
舌をペロリと出して見せた。

するとそれを見た岡田は、
「かっわいい~♡♡」

と、ハートを二つも付けて、
デレデレと鼻の下を伸ばした。


………なんだよ、マジで??

俺の頭じゃ、おっつかね~ってば///

分かんないことだらけで、
おまけに、あんまり突然過ぎて、
何が分かんないのか、分かんなくって…

イチャイチャする二人を前に、
俺は暫し、呆然と立ち尽くしていた。

/ 412ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp