第22章 forget me not~忘れないで~
「…どん、な、かんじ?」
どんなって……
大きくて
熱くて、
堅くて、
圧倒的な存在感で、
俺の中で脈打ってる…
翔くんを感じて、
涙が溢れて止まらない
「潤…泣くな…泣くなよ…」
翔くんの声も震えてる
「…しょお…くん…突いて
お願い…めちゃくちゃに、してよ…」
「…潤」
……そう
壊れるほどに、
めちゃくちゃに抱いて欲しい…
何も考えられないくらいに…
考えられなくなるくらいに…
……お願い、だから…
しゃくりあげる俺に
翔くんは、何も言わず、ゆっくりと抽挿を始めた
始めはゆっくりと…
でも、力強い抽挿に
負けじと絡みつく俺のなか…
離さない様に
離れない様に
奥へと引き込もうとしてるのが、
自分でも分かった
「…んぁっ///じゅん…すごっ」
結合部から漏れるぐちゅぐちゅと粟立つ音と
翔くんと俺がぶつかる規則的な音…
翔くんと俺の、
湿り気を帯びた息遣い……
初めて…
俺にセックスの悦びを教えてくれたのは
翔くんだ
そして…
俺は翔くんしか知らない…
Jが、俺の…
俺と同じ身体で、何をしてたのか知らない…
誰かを、どんなふうに抱いて
どんな言葉で愛を囁いていたのか、知らない…
知らなくてよかった
俺には翔くんだけ…
初めてで
最後の男ヒト……
「あああっ、翔…ダメ、でちゃう…」
「潤…一緒に…一緒にイこう…」
「…ん」
登りつめる…
その先へ…
しょうくん
翔くん…しょうくん…
愛してる……
あなただけを…
命をかけて、
翔くんだけを
愛してるよ……
「あ、あ、あ、、あ…イクイクッ…イッちゃう///」
「あああ、潤、俺も、イクッ///」
………しょうくん…あいしてる…