第21章 その先に見える景色
………ずっと…
ずっと続くと思っていたのに…
この腕の中に、いつまでもいられるんだって…
そう信じて、
疑いもしなかったのに……
………
「…あ、あっ、あぁ…しょお…もっと…」
翔くんが、ゆっくりと抽挿を始めると、
反射で俺の身体が上に逃げようとする
「…潤…じゅん…可愛いよ…」
翔くん…
……翔くん…しょうくん……
離れない様に、
必死で背中にしがみ付いた
服を着ていると分からない…
鍛えられた逞しい背中…
俺の大好きな…翔くんの…
「あ、あ、やあぁっ…翔くん、ソコ…」
「気持ちイイ?…潤のイク顔…ちゃんと見せてね」
俺が、恥ずかしがるの分かってて、わざとそんなこと言う翔くん…
目蓋を押し上げると、少し意地悪そうに笑ってて…
あああ///
その顔も好き…
大好き!!
背中に回してた手で、両頬を挟んで、
「…よく見てて…ちゃんとその目で…俺のことだけ…しかっり見て…」
「ふふふ…潤、今日は、積極的♪そんなのも、嫌いじゃ、ないよっ…と///」
そう微笑みながら、翔くんは俺の最奥を突き上げた
ああ、翔くん…
その目にしっかり、俺を焼き付けたい…
忘れない様に……
たとえ、俺が、
あなたの前から、
消えてしまっても…
あなたのことを
忘れてしまっても……
俺を愛した記憶だけは…
ずっと、ずっと忘れないでいてくれるように……
必死に翔くんにしがみついて
彼がくれる快楽を、貪欲に貪りながら…
………涙が、
頬を零れ落ちた