第20章 君をずっと思ってる
名残惜しそうに、ゆっくり戻る粒を、
追いかけて強めに噛んだ
「ああああっ///」
身体を仰け反らせる潤…
視界に、下で揺れる滾りが、透明な雫をぷっくり溢れさせるのが見えた
………俺の中で、何かが弾けた
身体を移動させ、快楽を待ちわびるじゅんの根元を握って咥内へと取り込んだ。
「…やっ…翔くん…」
潤の期待して熱っぽく潤む黒い瞳が、
俺を見つめてゆらゆらする
その視線を受け止めたまま、
俺はその尖端を口の中に咥え込み、
舌先で、ちろちろと雫を舐めとった
「やだっ…翔くん…」
堪らないとばかりに膝を閉じた潤に、
「もっとシテ欲しい…違う?
欲しかったら、脚…開いて」
潤は、少しだけ眉を顰めたけど、
そっと視線を伏せながら、膝を左右に大きく広げた
先っぽだけを口に出したり入れたり、
舌先を使いながら刺激し、
つーっと、内腿をなぞった指先で
奥に息づく、ソコを、そっと撫でた
「あ…」
旅行に行く前にネットで買った、真新しいローションのふたを開け…
ふたを開けて……
「あれっ?開かない…」
「……翔くん、貸して?」
もたつく俺の手からローションを受け取って、ふたに着いたラベルを剥がして、俺に手渡した潤…
「ごめん…ちょっと不器用で…」
頭をかくと、
「ちょっと~?」
潤はそう笑った。
「お前だって、そんな器用でもないじゃん!」
「まあね~、でも、翔くんには負けるよ」
「俺だって、潤には…」
……見つめ合って、笑い合う…
さっきまでの余裕のない空気感が、一瞬にして和らいだ
「…不器用だけど…」
ボトルから、液体を手のひらにあけ、両手でそれを温めた。
「潤の、イイトコロ、なら…一発で…わかるよ~」
差し入れた指先を曲げ、一発でコリコリした小さなポイントを押した。
「あっ…」
その瞬間、ソコは、指を締め付ける様にきゅっとなった