第20章 君をずっと思ってる
綺麗に整えられたベッドの、白いシーツの海で、俺たちは唇を合わせたまま、早急に服を脱ぎ捨てる
部屋の中は、温かくて…
服を脱ぎ捨てて、肌を晒しても寒くはない
少しでも、離れている時間がもどかしくて、
俺たちは吸い寄せられるように
どちらからともなく、また口づけた…
「…んっ…潤…」
「…んふっ…しょお、くん…」
肌と肌が、隙間なく密着し、
背中を強く抱き締めると、潤もそれに応えるように、俺の腰に手を回した。
酸素が身体に行きわたらないほどの激しいキスは、俺たちの思考を奪っていく…
ただ、ふたりだけの世界があるだけ…
他には何もなくて
何もいらない……
「…んっ…ぁ…っっ…」
クチュクチュという粘着質な水音と、
ふたりの鼻に抜ける甘い矯声が、
木立のコテージの一室を支配している
舌を絡めながら、顔の角度と体勢を少し変えると、
じゅんのが、俺の太腿に当たった
それに気付いた俺は、
わざと、自身の滾りを潤の腰に押し付けた
「…あぁ…翔くんの、堅い…」
「潤だって…」
「…硬くて…火傷しそうなくらい、熱い…」
「潤の中、火傷…させたい」
「…あぁっ、翔くん…愛してるよ…」
頬から、首筋……肩に腕……
数えきれないほどの、キスの雨を降らす
俺を求めて、震える身体がたまらなく愛しい。
手を滑らせ、そっと胸の粒に触れると、
そこはもう硬く主張していた。
そのまま手のひらでクルクルと撫でると、
潤は甘い吐息を漏らし、その身体は全身粟立った。
反対側の尖りに唇を寄せると、
潤は小さく跳ねて僅かに身を捩った。
「…潤…感じる?」
「ああっ、翔くん…堪らない…もっと、シテ…」
愛しい人の願いを叶えてやろうと、
その尖りに口づけし、舌先でクルクル舐める
俺の施す、甘い刺激に、
素直な反応をする潤が堪らなくて、
俺は片方を摘まんで捻りながら、
もう片方は口に含んで強めに吸いあげ、ちゅぽんと離した