第4章 揺れる想い
「お前ら~///分かってて俺を行かしたんだな~///」
「ひひひひっ///大野の顔!!」
「どうだった~??撫でて貰った感想は~?勃った~?」
「バッカじゃないの~!?」
どうやらこいつ等、俺が坂本に触られてんのを、面白がって見てたんだ~///
「な〜んて言ってるけど、実は目覚めちゃったんじゃないの~?ソッチに❤」
「ふざけんなよ!!気持ち悪くて縮んだわ!!」
岡田たちに暫く笑われ、揶揄われ、俺はふて腐れてその後の接客からは、一切ボイコットしてやった。
ほんとに…
マジで気持ち悪かった…
今でも、蛇のようなあいつの指が、俺のそこに残っているような気がして///
スカート履いてたから、割と直に触られている感覚に近かったのも最悪だ。
最終日のその日は、午後3時に終了し、片付けてから打ち上げになった。
その時も、坂本の話で盛り上がり、俺はいいように酒の肴にされた。
3次会にカラオケに行くというみんなから意図的に逸れ、くたくたの身体で帰宅した。
あ~…疲れた…風呂入って、早く寝よ…
「ただいま~」
リビングに入っていくと、そこには翔くんしかいなかった。
「お帰り~、智くん」
「あれっ?母さんは?」
「今日、同級会で温泉に泊りって言ってたじゃん!昼食べたら出掛けちゃったよ~」
ああ、そう言えば、そんなこと言ってたっけ…
「…潤は?」
「寝てるぅ~」
「え?もう…?」
時計を見ると、10時半を指してた。
誰もいない俺んちに、翔くんだけって…
まあ、潤はいるっちゃ~、いるけど。
「座れば~?」
「う、うん…」
俺は翔くんの隣に腰を下ろした。
……何だか、ちょっと、どうしよう…
ここ座っちゃダメだった///