第18章 amends ~償い~
潤が自分の手のひらに吐き出したその締め付けで、
俺も潤の中で放った///
しかも結構な量だった…
俺の上に倒れ込んできた潤の身体を抱き締める…
「潤…最高…」
「……」
乱れた息のせいで、潤は何も言わない…
「…潤…シャワーして来ようか?…」
潤から出ようと身体を動かそうとすると、
「待って!……ちょっとだけ、このままで…」
「…じゅん…?」
潤が俺の肩に顔を埋め、小さく肩を揺らし始めた。
「潤…?…泣いてるの?」
「………」
「潤…?」
「…ずっと翔くんと…こうしていたい…」
微かな…でも苦しそうな潤のつぶやきに、
俺の胸が小さく痛む…
「ずっといるよ…潤と、ずっと一緒に…」
潤を安心させたくて放った俺の言葉で、
潤は余計しゃくりあげ、泣きじゃくった。
潤…潤……
泣くなよ?
何でそんなに泣くんだよ?
「…潤…泣くな…」
抱き締めた背中をゆっくり擦りながら、
潤の感情が凪ぐのを待った。
「…ごめんね…俺…」
潤の中で目的を果たした俺が
ゆっくりと鎮静化していくのを感じ乍ら、
暫くの間、黙って潤の背中を摩り続けた。
「今度、病院行くの、いつだっけ…?」
「病院…って…おばさんに何か言われたの~?」
「……」
「潤…」
「……シャワー、したい…」
「えっ?あっ、うん…そうだね」
潤の中に突き刺したままだった俺を抜くと、
ソコからドロリと欲情の残骸が零れ出た。
「…んっ」
「ごめん、気持ち悪いよね…ちょっと拭くよ」
「うん…」
さっきまで俺を咥え込んでいた孔は、
俺が覗き込むと、それに反応してか、収縮を繰り返し、中から欲を吐き出した。
「潤…ヤバい…エロ過ぎ…」
「…翔くん…」
「風呂、行くぞ」
俺たちは、足音を立てない様に、
ふたりで階段を降りた。