• テキストサイズ

Baby blue【気象系BL】

第4章 揺れる想い



俺が家にいる時は、悪いと思うのかそう言う事はしてない///はず…

まあ、親にばれても困るしね~…

イチャイチャしてるのも、親たちからすれば、兄弟がじゃれている~…くらいに思ってるんだろう。

この間も、俺の家の庭でバーベキューをしたとき。
当たり前の顔して翔くんも来ていた。

「あ、うまっ!!おばさん、この肉蕩けそうです~」
「そう?翔くんが来るから、奮発しちゃったの。たくさん食べてね!」
「はい!!遠慮なく~」


翔くんは、明るくて育ちもいいし、そつがないから大人受けもいい。

母ちゃんなんか、『お前も翔くんみたいにハキハキとしていなさいよ!いつもボヤ~っとして…』

なんてさ。
しょうがないだろ~…母ちゃんが、そう育てたんだから。

そう言いたいけど、俺はいつも黙っている。

口答えなんかすれば、3倍になってかえってくるから面倒だし…


そう……

翔くんは、人気者で、友達もたくさんいて。
誰もが翔くんを好きで…

そんな翔くんが、俺には眩しかった。


だから、潤と恋人同士になったことは、正直驚いた。

翔くんを好きだっていう女の子だって、一人や二人じゃない筈。なのに、こんな幼馴染で兄弟みたいな…しかも男の潤と、なんて…


仲が良すぎるとは思っていたけど、
潤から聞いたときは、言葉が出なかった。

「翔くんが、智には話してもいいっていうから」

「…そっか…そうなんだ…よかったな…」

俺はそんな言葉で、潤の初恋が成就したことを祝った。


/ 412ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp