第3章 悪戯
潤は何も言わずに、じっと俺を見つめていたけど、
「こっちに来て…」
そう言いながら四つん這いになった。
彼の濡れた瞳に誘われるままに、俺はベッドに登って脚を開いて座った。
潤は俺を見上げながら、
期待するソコを握って、咥内へと招き入れた。
「…んん…」
火傷しそうな舌先が、
俺のにねっとりと絡みつき、
思わず声が漏れ出た。
潤は嬉しそうに目を細め、尖端をちろちろと嬲った。
「…あぁ…潤…気持ちイイ…」
長い睫毛を伏せ、巧みな口淫を続ける潤…
俺とこんな関係になるまでは、
潤はセックスすら知らなかった。
それが、今やどうだ……
「しょおくん…凄い、いっぱい汁が出て来たよ…気持ちイイ?
ねぇ…俺、上手くなった??」
「うん…潤…上手だよ…もう、イキそうだもん…」
「ふふっ…嬉しい…」
……ああ///ホントに出そう…
「潤…出してもいい?」
俺の問いに、潤は目を伏せたまま顎を引いて頷いた。
「…あ…イイ………イキそっ…潤…くっ///」
巧みな舌遣いのせいで、あっという間に上り詰めた俺は、潤の口の中に最初の熱を吐き出した。
白い喉が上下に動いて、
潤が起き上がりながら口元を拭った。
……いつの間に……
そんな色っぽい仕草を覚えたんだよ?
「翔くん…きて…」
両手を突き出した潤の身体を抱き締めて、ベッドに沈めた。
俺たちは、その後何度も何度も身体を重ね、
知らないうちにそのまま眠ってしまったらしく。
次に気が付いたときは、
もう朝と言うにも申し訳ないくらいの時間になっていた。