第3章 悪戯
すっかり従順になった潤は、言われるままに俺の前に座り、膝を立てて脚を広げた。
見られることで興奮しちゃった?
見られているだけなのに、少しずつ存在感を誇示し始めているよね?
でも、まだ触ってやんないよ?
何気に潤ってさ、M、だよね?
だってさ。
こんなシチュエーションに、いつになく、欲情してるもんね…
だったら…あげるよ?
潤の欲しい言葉…
「潤…大きくなってるね、ここ…」
そう言いながら、主張し始めた尖端を、手のひらでスッっと撫でた。
潤は、敏感に身体をピクンと震わせた。
「潤…自分でシてみて?
…気持ちよくなってくとこ、俺に見せてよ…」
「そんな…やだよ…翔くんが…シてょ…」
「潤がやって!出来るよね?…いい子だから…」
「…でも…」
「さあ、早く~…」
潤は、泣き出しそうな顔して俺を見ていたけど、諦めたように目を伏せてから、
綺麗な手で自身を握り込んだ。
最初こそ形だけだった手の動きも、
次第に激しくなり、
呼吸が荒くなるころには、
尖端からトロトロと透明な汁を迸らせ始めた。
「…あっ、あ…ん…んんっ…」
その妖艶な姿に、思わずゴクリと喉が鳴った。
「…ああぁ…翔くん…恥ずかしいよ…」
「潤…綺麗だよ…可愛い…もっと見せて?
もっとやらしい潤を…俺に見せてよ…」
「………しょう…くん…」
目はトロンを熱を帯び、手の動きはスピードを増し、空いている手でそっと胸の粒に触れた。
「ああっ、翔くん…
もう…イキそう…あ、あ、あぁ…イクッ!
…えっ!?…なんで?」
イク寸前、俺は潤の手を握って滾りから離した。
「一人でイクなんて、ダメに決まってんじゃん…」
「翔くん…お願い…イかせてよ…」
俺は泣き出しそうな潤の見ている前で、
自分の着ているものを脱いでいく…
言葉はない…
静寂の中に、俺が服を脱ぐ音だけが響いている…
「翔くん…」
潤の前で、一糸纏わぬ俺…
その中心で、半勃ちの俺自身…
「潤…舐めて、出来るように、してよ」