第14章 desire〜欲望〜
中をゆっくりと掻き混ぜる様に広げていく翔くんの指は、確実に俺の待ちわびるソコを見つけ出し、欲しい刺激をくれる。
「…ああ…しょおくん…ソレ…もっとシテ…」
普段は絶対に恥かしくて言えない言葉も、
俺の口から、自然に零れ落ちる…
俺の後ろが、信じられない卑猥な音を立てる。
……もう…限界…
「潤…舐めて…」
翔くんの指が出て行ってしまうと、
俺はそれが少し残念で…
「そんな目で見んなよ…一緒に気持ちよくなろ?」
「…うん…」
体勢を入れ替えて、ベッドヘッドに凭れた翔くんの脚の間に身体を入れた。
ほぼ完成形に近い翔くんの根元を握って、
口を近付けて気が付いた。
そうだ…はちみつの……
「翔くん、それとって…」
「これ?」
クマの可愛いボトルから、翔くんのに、
少し垂らして、ソレを手のひらで握ってゆっくり上下に伸ばした。
「…潤…」
「これ、温っまると、もっといい匂いだね♪」
そう言いながら、俺はわざとゆっくりと、
握った手を上下に動かした。
翔くんは、そんな俺を、
何も言わずにじっと見つめている。
そんな彼に欲情に揺れる目を見ながら、
俺は彼の脚の間に顔を埋め、その先を舌でぺろりと舐めた。
「…どう~?」
「うん…甘くて美味しい♡
……でも、翔くんの味と少し混じってるから…」
「ははは、ば~か…」
嬉しそうな翔くんに気を良くした俺は、
甘い翔くんのを、咥内に招き、舌と歯を使って愛撫した。
俺の施す刺激で、翔くんがどんどん質量を増すのが嬉しかった。
「ひもひ、いいろ~?」
↑気持ちいいの?と聞いている。
「気持ちいい…もう…早く潤に入りたい…」
「もお、ふこひ…」←もう、少し…
大きく、はち切れそうな翔くんの先から、
欲情の証が溢れてくる…
それを吸い上げ、大きく膨らんだ尖端を、
何度も尖らせた舌先で舐め上げた。