第12章 irony of fate 〜運命の悪戯〜
【和也】
この部屋は名目上は、clubのVIProomだからね?
鍵を掛けられるようにしてはいけないらしい。
良からぬことに使う輩がいるからだろう…
まあ、俺たちみたいにね?
そうしないと営業許可が下りないんだとか。
でもほら、そこはイタチごっこだからさ。
鍵はないけど鍵はかかるのよ。
VIPの中でもさらに特別な存在にのみ、
ICチップを翳せば、自然と施錠できる仕組みになっているんだって…
その鍵を持っているのがJ…
まあ、ここで忙しい時だけ頼まれてバイトしている雅紀も、使えるっちゃあ、使えるらしいけどね?
なんなら、防音になっているから、
そこそこの声なら外には漏れない…
Tバックに近い形の下着から出た、Jの剥き出しのお尻を抱えて、必死で口を動かした。
雅紀になんか負けてらんない、し…それに……
「…ん…はっ…んっ…」
俺たちの舌遣いで、Jのはどんどん硬く大きくなっていく…
それに伴って、Jから漏れる甘い呻きが、
俺を昂らせていく…
俺と雅紀の巧みな舌遣いで、
いよいよ小さい布地には収まりきらなくなったJを確認し、そっと二人で腰骨から、紐を外して下に降ろした。
Jをソファに腰掛けさせてから、
灯りの下に躍り出たJんのを、雅紀はすかさず咥内へ…
俺は、Jの胸に口を寄せ、小さな粒に口づけた。
尖らせた舌で尖端を嬲ると、それは直ぐに存在を誇示して立ち上がった。
強めに吸ったり舌で転がしたり、両方のそれを、代わる代わる愛撫した。
俺も雅紀も途中から夢中になってたらしくて、
Jの声で我に返った。
「もういい…雅紀…ニノの後ろに回れよ」
言われたとおりに、
背後に回り、俺の膝を抱えた雅紀。
「フフッ、そんな顔しなくたって、ちゃんとお前にもシテやるよ…」
雅紀のヤツ、もの欲しそうな顔してたんだな…