〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第72章 君しか見えない-繋-❀伊達政宗❀
「悪いな、美依。お前の感じる可愛い姿、ずっと見てたいが…俺がそろそろまずい」
「え……?」
「コレが」
ゴリッ……
否が応でも、腹に昂った熱が擦りつけられる。
先走りで、ぬるぬると腹を滑らせ……
俺はその存在を解らせるように、押し付けて腰を動かした。
すると、美依はそれを感じた途端、躰を強ばらせ…
少し不安げに瞳を揺らし、俺を見た。
「どうした」
「その、えぇと……」
「怖いか?」
「うん……」
「……少し触れてみろ、美依」
「え?」
「解らねぇと怖いだろ?一回触れて、どんなものか…ちゃんと確かめてみろ」
おもむろに美依の右手を取り、昂りに導く。
解らないものを解らせるには、それを直に感じるのが手っ取り早い。
美依にはこれを受け入れてもらうのだから。
なるべく、恐怖は取り除いてやらねば。
すると、美依は小さく、こっくり頷き。
怖々といった様子で、指を薄い皮膚に滑らせると……
やがて、ふわりとその手に、昂りを包み込んだ。
「どうだ、怖くないだろ?」
「なんか、熱くてビクビクしてる……」
「じゃあ、そのまま上下にゆっくり動かしてみろ、優しくな」
「こう……?」
すると、美依は言われた通りに、包み込んだ手を上下に動かして、扱き始めた。
先走りが潤滑油になり……
ぬるぬると手を滑らせ、敏感な部分が擦られる。
にちゅっにちゅっ…にちゅっにちゅっ……
扱かれるたびに、卑猥な粘着質な音が響き。
また、美依の手からもたらされる、直接的な快感が躰を走り抜け……
それに若干流された俺は、思わず熱い息を漏らして腰を揺らした。
「…っあ……」
「ごめっ…痛い……?」
「すげぇ、気持ちイイ…はぁっ、お前の手、イイ…」
(好すぎて…まずいな、これ……)
先からトロリトロリと、さらに露が零れるのが解る。
美依の手が、俺のに触れて、愛撫してる。
その事実だけで、そのまま駆け上がってしまいそうになる。
俺は息が上がるまま、美依の顔を見て……
その事実を、美依にありありと解らせた。