〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第69章 〖誕生記念〗満ちる月、君を想へば❀伊達政宗❀
ちゅっ…くちゅっ、ちゅぷっちゅぷっ……
静かな部屋に、互いを愛撫する淫靡な水音が響く。
それに、俺の荒い息遣いも混じって…
一糸纏わぬまま紅に肌を染め、互いの指に舌に、翻弄されて露を零す。
それは空気まで色濃くなって──……
少しだけ涼しい秋の夜が、熱を上げて燃えていく。
「はぁっ…美依っ……」
「ぁっあっ…だ、めぇ……!」
「なんだ、もう降参か?」
美依は堪らないといった様子で肌を震わせ、口と手の動きが次第に緩和気味になってきて。
本当なら達するまでやらせたかったが……
敏感な美依のことだ、これ以上我慢させるのも、少し可哀想な気がした。
「んっ…まさ、むねぇ…!」
「ったく…仕方ねぇな」
「きゃっ……」
美依の腰を掴み、ころんと褥に転がすと、美依は小さく悲鳴を上げた。
そのまま体制を変え、背中から美依を押さえつける。
美依の背中は汗でしっとり濡れ……
俺は華奢な肩口に噛みつきながら、熱い腰を美依の尻に押し付けた。
「本当に可愛いやつ…まぁ、今日はこのへんにしといてやるよ」
「ぁっ…硬っ……!」
「ほら…もっと腰上げろ、ここに早く欲しいだろ?」
「ひゃあ……!」
腹から手を回し、美依の脚の間に指を差し入れて、濡れた蜜口をそっと撫でる。
それだけで美依は躰を震わせ、蜜を次から次へと垂らしたが……
覆いかぶさる俺の躰を押し上げるように、腰を上げて尻を突き出した。
「ん、いい子だな」
「政、宗…早くっ……」
「…っ、ほんっとお前は素直だな……!」
欲しがる美依に煽られながらも、片手で己自身の竿を掴み、美依の蕩ける入口を探して宛がって……
やがて、力を入れて先を少し挿入させると。
俺は堪らず、美依の最奥まで一気に貫いた。
────ぐぢゅぷんっっ!!
「やっぁあぁぁぁぁっ……!!」
「んっく…そんなに、締めるな……!」
「ぁっぁあっ…深い……!」
「イイ、だろ…?気をやるなよ、美依っ……!」
俺は貫いた快感に耐えながら、一回大きく息を吐き。
そのまま腰を掴むと、一気に動きを加速させた。