〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第66章 牡丹と微熱に魅せられて〖誕生記念〗❀真田幸村❀
────煌り光る想い、ひとつの恋
お前に出会って、極彩色の感情を手に入れた
移りゆく景色も、これから訪れる日々も
ずっとずっと、一緒に見ていきたい
今日は生まれてきて、最高の誕生日だった
少し喧嘩もしたけど…愛しいお前を手に入れた
絶対に、その手を離したりはしねぇ
お前は故郷の花のように
俺の心に、ふんわり咲く花で
俺に安らぎと希望をくれるから
だからもう……愛しすぎて息も出来ない
責任とれよ、美依?
「幸村、まだ言えてなかった」
「ん?」
「誕生日おめでとう、幸村」
「おー」
「……だいすき」
「それは俺の台詞だ、ばーか」
「あっ…んっ、ぁあぁっ……!」
まだまだ、夏の甘い蜜夜は終わらない。
今度は、柔らかな褥の上で。
一度白濁を注いだ蜜花が、可憐に淫らに花開く。
俺は淡く崩れゆく美依の姿を目に焼き付けながら…
色付く夜に、美依の全てに
溺れるように、魅せられていったのだった。
《牡丹と微熱に魅せられて〖誕生記念〗/ 真田幸村》
終
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Sanada Yukimura