第66章 牡丹と微熱に魅せられて〖誕生記念〗❀真田幸村❀

じゅぷっじゅぷっぐちゅっぐちゅっ…じゅぷっ…！




「あっ…もう、出るっ……」

「ゆ、きっ…ぁっぁあっ……！」

「お前の中、出したい、今すぐ……！」




熱っぽく訴えれば、美依はこくこくと首を縦に振った。

絶頂に向かって一直線の躰は、留まる事を知らず…
ただ白濁とした熱を吐き出す事だけを求めて。


────ああもう、すげー好き


愛しい感情が爆発して、心に宿る炎は火力を増す。
それは真夏の太陽よりも熱く、そして。

花火なんかより、鮮やかだ。




「ぁっ…も、だめぇっ……！」

「はぁっ、美依…美依っ……！」

「んっ…やっぁあっ…………っっ！」











「そ、んなにっ、絞めんな…出るっ…………っっ！」











びゅくっ！どぴゅぅぅっっ……！



美依が達した直後に解き放たれた熱い欲は、勢いよく躰を突き抜けて、美依の腹へ流れて行って。

俺は一滴も残さないように、果てた後も、緩く緩く腰を振って、美依の中に全てを流し込んだ。

そして訪れる、心地良い気怠さ。
そのまま、ゆっくり高ぶりを抜いてみると……
中に入りきらなかった白濁とした液が、美依の内太ももに垂れて、てらてらと光った。




「はぁっ…最高に、気持ちいい……」

「ゆ、き、む……」

「……っ！おっと……！」




急に美依が崩れ落ちたので、俺は慌てて美依を抱き寄せ、しっかり腰を抱いた。

顔を見てみれば、頬を最高潮に火照らせ、半分意識が飛んでるかのように、ふわふわしていて……

女が果てた後の特有の色っぽさ。
俺は美依の腰を強く引き寄せながら、クスッと笑った。




「大丈夫か？」

「あ、あんまり、突き上げるからっ……」

「気持ち良すぎて、腰が砕けた？」

「……っ、ばかっ」



美依が気怠げに腕を振り上げ、剥き出しの肩をぽかぽか叩く。

本当に可愛い、馬鹿みたいに。
参るくらい、べたべたに惚れてる。

俺は馨しい匂いを放つ美依の髪に鼻を埋め……
一回思いっきり息を吸い込むと、ふわりと美依を上に抱き上げた。