第62章 狂華－kuruibana－《後編》❀伊達政宗❀

じゅぷっぐちゅっ…ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ！
パンパン……ぱちゅんっじゅくっ…パンパン……！




「やっぁあっ！あっぁっあんっっ！」

「あっ…イイ、イイ、美依っ……！」

「激しっ…らめぇっぁあっ…はぁっ……！」

「腰、やばい、止まんねぇ……！」




狂ったように、腰を振って振って打ち付けて。
結合部分が蕩け、熱く混ざり合っていく。

つんざくような、美依の甘い悲鳴。

それに、躰が揺れる事で結んだ枝がぎしぎし軋んで。
二人の吐息も、夜の空気に溶け込み……

暗い空間が鮮やかに色付き、その場を支配した。




「もっと、美依、もっと啼け……！」

「やぁんっ！まさ、むねぇっぁっぁあっ……！」

「そうだ、俺の名前を呼んで感じろ…！なぁ、お前は俺の女だろ…？俺だけ……俺だけを見てればいいんだよ……！」




口から、心の奥底の声が溢れ出す。

美依は俺のモンだ。
俺だけのために、こうして乱れるんだ。

俺は、お前にみっともないくらい溺れてるから。

お前も溺れろよ、俺に。
もっと、俺しか見えないくらいに。

口から次々に零れては止まらない。
だって。




────お前を、愛してるから








「はぁっ…美依、出るっ……！」

「まさっ、らめぇっ…これ以上は……！」

「さっきは少し出ただけだろ…そんなんで、収まるか……！」




腰から痺れが這い上がり、吐精感が高まる。
ぞくっぞくっと次第にそれは大きくなり……

それが最高地点に達した時。
一気に突き抜けるように、俺は吐き出した。






「はぁっ…美依っ…………っっ！！」






ビュクッ！どぴゅぅぅっ……！


美依の腰を押さえ付け、暴れる男根からしっかりと白濁を注ぎ込む。
直後にくる、心地良い気怠さ。
脳天が霞みがかって、ぼんやりとしてくる。

しかし──……
こんなモンじゃ終わらない。

美依を求める黒い情欲の焔は、尚も燃え続けていて。

もっと辱めたい。
美依が本当に俺しか見なくなるように。

もっともっと、躰に教えこまねば。

そう思い、俺は一回高ぶりを引き抜くと。
美依の躰を、枝の結び目を軸にし、くるっと反転させた。