〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第57章 〖誕生記念〗二人だけの誕生日《後編》❀織田信長❀
「ぁっ…ぁあっ!のぶ、様ぁ……!」
「んっ…美依、はぁっ……!」
「ぁっあっぁっ!そんなに、したらっ……!」
「まだ、全然足りん…俺がどれだけ貴様を焦がれたか、存分に教え込んでやる……!」
そして、吐息も絡めて。
貫く貴方の愛に、私は溺れて……
全て囚われ、身動き出来なくなる。
それでも、いいの。
貴方を狂おしい程、愛しているから。
だから、躰中に紅い華を咲かせて。
貴方のものだって、意味付けて。
────私を決して、離さないで
「美依っ…愛していると、言え……!」
「のぶ、様ぁっ…愛して、いますっ……!」
「もっと、もっとだ…俺だけを愛していると、もう子供ではない……だから、俺を選べ、美依っ……!」
私には、貴方しか居ないのに。
貴方しか、選べないのに。
でも……いくら伝えても伝えきれないから。
たくさん。たくさん。
言葉にして、貴方へ返していこう。
「貴方しか、いませんっ…信、長、様……貴方だけを、私は愛していますっ…ぁあっ!もっ、だめぇっっ…………!!」
────今日も貴方へ愛を囁く
愛しい貴方、私を捕らえて離さない貴方は
今は皆に祝福され、お誕生日を迎える
秀吉さんも政宗も家康も、
光秀さんも三成君も……
貴方を祝いたくて、うずうずしていますよ?
貴方はもう独りぼっちじゃない
沢山の愛を知っているから
だから、今年も貴方を祝わせてくださいね?
外は嵐。
時すら流してしまう、雨が打ち付けるけれど。
そんな嵐にも負けないくらいの激情がここにある。
そんな、愛しい愛情に包まれながら、
私は甘美な悲鳴を響かせていったのだった──……
《生誕記念》二人だけの誕生日〖後編〗/ 織田信長
終
✿...*゚すぺしゃるさんくす
micha様
.*Happy Birthday *.Oda Nobunaga