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〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀

第5章 境界線のジレンマ《前編》❀徳川家康❀






「美依っ…美依っ……!」

「やっ…ぁあっ……家康っんっっ…はぁ…んぅ…!」

「大好きだよ、美依っ…もっと、あんたが、欲しいんだ……!」






激しく降り注ぐ、雨の音も。
真上で鳴り響く、雷の轟音も。


もう、耳には入ってこない。


聞こえるのは、美依の可愛い喘ぎ声と。
蜜を垂らす、その淫猥な水音と。


そして、高鳴り続ける、自分の心臓の音。


視界には、美依しか映らない。
その濡れて悶える、いやらしく可愛い姿。


それがさらに、芯の熱を燃え上がらせ、そして。
欲望の中心を、硬く熱く、滾(たぎ)らせていく。







「美依、美依っ…んっはぁ………っっ!」







雷雲、轟く、山小屋の中で。
俺は、可愛い美依の身体を犯した。

馬鹿みたいに、美依を押さえつけて。
貫いて、腰を振って、吐き出して……


そして、美依が意識を飛ばすまで。


止まる事を知らずに、俺は。
美依を貪り続けた。

めちゃくちゃに傷つけてるとか。
あとで、嫌われるだろうとか。

それに気がついたのは、
美依が動かなくなって、くたっとなってからだ。



大切に大切にした分だけ。
それが壊れる事の恐ろしさに。


その時は気付けぬまま、暴走した熱情は狂ったように美依を求め続けたのだった───………












境界線のジレンマ〖前編〗 終
境界線のジレンマ〖後編〗 に続く──……



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