〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第48章 私を見つけて、戯れに❀家康END❀
(……見事にぐっすりだな)
山にある小さな山小屋。
その中に立ち入った俺は、自分の好きな女の子が壁にもたれて、ぐっすり眠る姿を見て……
思わず、安堵のため息をついた。
どうやら、軍神はまだ美依を見つけていないらしい。
つまりは……俺の勝ちだ。
────美依の発案で始まった『かくれんぼ』
美依が逃げて、俺と軍神で美依を捜す。
もちろん、その本来の意味を美依は認識していなかったが……
それは自分が美依にきちんと教えてやればいい。
『かくれんぼ』で、見つかってしまったなら……
『大人の戯れ』をするのだと言うことを。
無論俺は、はなからそのつもりだ。
「呑気な寝顔……」
「んっ……」
しゃがみ込んで美依と視線を合わせ、その頬に指を滑らせると。
美依はぴくりと動いて、小さく声を上げた。
しかし、起きる様子は全くない。
随分深く寝入ってしまっているようで……
ちょっと動かしたくらいじゃ、起きなさそうである。
(なら、軍神と仲良くしたお仕置き、させてもらうよ)
俺は美依の両肩を掴むと、そっともたれている壁から身体を離させ、床に寝かしつけた。
そのまま仰向けになっている美依に跨り、身体の線に沿って、手を這わせる。
小さな美依の身体。
それはとても温かく、とても柔らかく……
触れているだけで、だんだん息が荒くなりだすのを感じた。
「もう、堪らないっ……」
ちゅっ……
その細い首筋に、やんわり噛みつく。
そのまま噛んだ所に舌を這わせ、だんだん下に降り……
手では美依の着物の袷(あわせ)を掴んで、胸元をはだけさせた。
途端に姿を現す、真っ白な肌。
間近で見れば艶やかで、絹地のように滑らかで。
女の子特有の肌に、思わずゴクリと喉を鳴らす。
「すごい、美味しそう、美依……」
「んぅ……」
胸元に噛みついても、美依は起きない。
俺は開かれた袷から手を差し入れ……
その胸の膨らみを手で捕らえると、ゆっくり撫でるように、その膨らみを愛撫し始めた。