〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第45章 姫百合と艶やかな純情《後編》❀明智光秀❀
────お前はいけない子だな、美依?
俺はお前に、見事騙された
しかし、謝らなくていい
そのような可愛い理由なら、俺は怒る気にはならない
それから、もう一つ
お前は何か勘違いをしているな
閨での俺が、本当に余裕があるように見えるのか?
可愛く乱れるお前を見て
毎回俺は、理性が飛びそうなほど欲情している
それを見せないように、必死に堪えて
お前は俺に意地悪されるのが、好きだろう?
だから『意地悪な俺』を保つのも、大変なんだ
美依、お前を愛しているよ
たまには淫欲に溺れて
みっともない姿を見せるのも、悪くない
お前がそう望むのならな
だから、そんなに泣かなくていい
謝るくらいなら、もっと淫らに啼いてくれ
それで、俺は満たされる
お前に溺れて、共に甘美な夢に堕ちていく──……
「んっ…美依っ…はぁっぁあ……っっ!」
じゅるっちゅぱっ…ちゅぅっじゅるるっ……
乱した着物、その脚の間に顔を埋め。
美依が俺の猛った昂りを、手と舌で愛撫している。
俺は脚を開いて座り、その真ん中に顔を突っ込む美依の頭を押さえて甘い吐息を漏らした。
今まで美依に、こんな事はさせた事がなかった。
しかし……
美依がしたいと懇願してきたのと、俺自身が美依に触れて欲しいという自らの欲望に負け。
美依に愛撫の仕方を教えながら、しゃぶって扱いてもらっている。
「ぁあっ…美依、イイ、イイっ…もっとしゃぶって、啜ってくれ……!」
美依の舌と手は、まるで麻薬だ。
這いずるたびに、言い表せない快感が全身を襲い、腰が熱くぞくぞくと疼いてくる。
そして、それは駆けるように吐精に導き。
みっともなく喘ぎながら、俺は絶頂へ駆け上がり。
そして────…………
「ぁあぁぁっ…出る…………っっ!!」
どぴゅぅっ!びゅくびゅくっっ!!
幾度となく、その白い欲望を美依の口に吐き出した。
その研ぎ澄まされた、鋭い快感。
躰を突き抜ける感覚に……
俺は荒い息を吐きながら酔いしれ、燃えるように熱い躰を、尚持て余しながら、鈍い思考を巡らせた。