〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第43章 微色の三日月《後編》❀伊達政宗❀
「今日も、ご褒美やるから……な?」
「ご、ご褒美って……?」
「立って背後から貫くのは?」
「はぁ……?!」
「気づかないと思ってんのか?お前は案外、背後から犯される方が好きって事、俺知ってるぞ」
「そ、そんな、事は……」
「すげぇイイ声を上げるからな、お前」
「〜〜〜……っっ!!」
「じゃあ、今日のご褒美はそれな、ほら頼んだ」
「ま、政宗っ……!」
「なんだよ、お前本当は嫌じゃないくせに」
美依に惚れ込んでしまった以上。
決して抜けられない、甘い罠。
またみっともなく溺れてしまっても。
逆に溺れさせる自信もあるから。
美依、俺の役に立てるように頑張れ?
「今日もお前の大好きな白いモノ、腹の中にたくさん注いでやるから……一緒に気持ち良くなろうぜ?そうやって欲しくて欲しくてたまりませんって顔、すげぇそそられる。意識ぶっ飛ぶくらい良くしてやるから……来いよ、美依」
────微色の三日月が滲む
ああ、俺達を見て笑ってる、口の形みたいだな
そんな風に思って、苦笑が漏れた
美依の手で火照らされ
今日も馬鹿みたいに果てて、二人で溺れてく
最高に甘い蜜夢なら、二人で見たいから
愛しい恋人と、今日も蕩け合って熱くなる
二人で交じり合い、唇も重ね合って
繋がった部分から、とろとろに溶けていく
至極の甘い夢を見ながら、俺は
脚の間に顔を埋める、愛しい愛しい女に
今日も『愛してる』と囁きながら、その温もりを確かめ、喘いで熱い息を漏らしていったのだった──……
《微色の三日月〖後編〗/ 伊達政宗》
終
✿...*゚すぺしゃる さんくす
いっこ様